三協アルミ
ステンレス部品もさびることはありますか
ステンレスは決して「さびない」ものではなく、「さびにくい」金属です。| | ■ステンレスの特性| ステンレスは強度に優れ、腐食(さび)や摩耗に対して強い特長があることが知られています。このため、サッシやドアの部品の中で耐久性や強度が要求される玄関引戸のレール、ドアの錠前、丁番、沓ずりなどに使用されています。ステンレスが腐食(さび)に対して強いのは、表面に独自の保護皮膜が形成されているからです。この皮膜は空気中の酸素が触れている間は優れた耐食性を示す性質を持っています。し かし、ステンレスの表面が汚れてくると、酸素との接触が妨げられ、さびが発生することがあります。| <img src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/bef7c275-d3af-4ac4-8b26-d765cee8e58b.PNG" width="200px"> | ■さびが発生しやすい場合| 次のような場合、さびが発生しやすくなります。| ・塩素系の洗剤でハウスクリーニングを行った際に、洗剤がステンレス表面に付着したままの場合| ・海岸沿いなどの住環境において、塩分がステンレス表面に付着したままの場合| | ■もらいさびについて| ステンレスがさびる要因として、「もらいさび」といわれるものがあります。「もらいさび」とは、鉄くぎのさびがステンレス表面に付着したり、ステンレス表面に付着した土ほこりの中の微細な鉄粉がさびてこびりついたりすることであり、あたかもステンレス自身がさびたように見える現象です。これが進行するとステンレス自身がさびてしまうこともあります。| | ■ステンレスのさびを落とす方法| さびは台所用クレンザー、市販のステンレス用清掃薬剤などでこすり落としてください。この際、ステンレス表面にこすりキズがつくことは避けられません。なかなかさびが落ちない場合は、さびが進行してステンレス自身にさびが発生したものと考えられます。| | ■お手入れのポイント| もらいさびは落とすことができますが、ステンレス自身に発生したさびは落とすことが難しいため、ステンレス表面の汚れに日頃から注意をして台所用合成洗剤(液性:中性)(※1)でまめにお手入れをしていただくことにより、さびの予防になります。 <img src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/463b52ac-b665-4c36-a7a8-a220578a309a.PNG" width="250px">