事前抽出調査で確保する回答数の考え方
事前抽出調査で確保する回答数を考えるためには「出現率」と「回答率」の二つの要素が大事になります。||<span style="color: rgba(0,66,253,0.95);font-weight: bold;">【出現率とは】</span>|出現率は、本調査に必要な対象者として条件が合う人の割合のことです。本調査に参加できる条件の厳しさや質問の細かさなどによって変化します。|100人が事前抽出調査に回答し、40人が対象条件に合致した場合、出現率40%となります。||<span style="color: rgba(0,66,253,0.95);font-weight: bold;">【回答率とは】</span>|回答率とは、アンケートを依頼した相手から回答を取得できた割合のことです。例えば、100人に回答を依頼して、50人からの回答が得られれば、回答率は50%となります。||<span style="font-weight: bold;">【事前中抽出アンケートで確保するべき回答数の割り出し方】</span>|事前抽出調査を実施する場合、抽出した本調査対象者を本調査で配信先のリストとしてセットします。|そこで||(1) 本調査で回収したい回答数| ↓|(2) (1)を確保するために、回答率を加味した本調査対象者数| ↓|(3) (2)の対象が出てくる割合(出現率)を加味した事前抽出調査の回収数||この工程で事前抽出調査の回収数を割り出すことになります。||事前抽出調査の回収数= 本調査回収数 ÷ 回答率 ÷ 出現率||例)|コーヒー飲用者の出現率が40%、アンケートの回答率を50%、本調査で回収したい回答数を100人とした場合||事前抽出調査の回収数= 100 ÷ 50% ÷ 40% =500人||つまり事前抽出調査の配信設定時には回収数を少なくとも500人以上に設定する必要があるという計算になります。